光との関わり

更新日:2021.02.05

執 筆:整体師 飯島淳

体に影響を与えるものとして、食事や睡眠・運動・姿勢・酸素など様々なものがあります。
そして、体に浴びる光もまた重要なポイントです。
今回は、その光を2つに分けて考えていきます。

太陽光

自然な光として、太陽光があります。
太陽光は、3つに分けられます。

  • 可視光線
    みんなが見ている太陽の光。
  • 紫外線
    日焼けの原因になる。殺菌作用があり、また、ビタミンDを生成する。
  • 赤外線
    熱を通す作用が大きい。

太陽光を浴びることによって、体はエネルギーを生み出せます。

太陽光は、主に目や皮膚から体内へ届き、体の隅々に好影響を及ぼします。
目から入った光の情報によって脳が反応することで、太陽光は自律神経の働きに関与しているといえます。
例えば、朝日を浴びることによって、眠るために必要なホルモンのメラトニンがリセットされます。
ここでリセットされることで、夜にメラトニンが必要量出て、深い睡眠に入れます。
このように、太陽光はホルモンを分泌させて、体内時計をコントロールする訳です。

太陽光が皮膚から侵入すると、化学作用が起きて、体内では作れないビタミンDが生成されます。
ビタミンDは、骨の強度を整え、免疫機能を向上させます。
すると、白血球の中の1つ好中球が3倍程にもなり、体内に入り込んだウィルスによる感染の予防に繋がります。

太陽光を直接皮膚に浴びる方が効果は上がるので、半袖など皮膚が多く出ている状態で浴びることがお勧めです。(長時間の浴び過ぎはご注意)

さらに、皮膚から太陽光が入ることで、体内にある水分の流れが良くなります。
そして、炎症を抑える力も強化されます。

太陽光で、生物や植物は大きく成長出来ます。
人間も、太陽光の恵みを存分に生かすことで、成長し健康に近づけます。
ちなみに、長寿で知られた沖縄県と長野県は、共に紫外線量が多い県です。
南の県と、高地の県という地理的なものが理由の1つと思われます。

人工光

蛍光灯やLED、携帯電話やパソコンの画面から出る光などが、人工的に作られた光です。
太陽光に対し、人工光は人間の体には不向きです。
元々自然界で生きる人間は、人工光に対応する能力を兼ね備えていません。
もっとも良くないのがブルーライトで、体の細胞レベルまで疲弊させてしまいます。ブルーライトを浴びることで、たくさんのエネルギーを消費してしまいます。
気が付かずに体の各所で機能低下が起き、自律神経にとっても、大きなストレス因子となります。

対策として、ブルーライトカットのメガネを使ったり、青・緑・白色のLEDライトの色が見えないように、テープを貼ったりする方法があります。
人工光の向上で、生活は豊かになってきますが、その代償として体に与えられる悪影響のケアをする必要があります。

先ずは、ブルーライトを極力避ける。
積極的に浴びるべき光は、太陽光です。

コロナ禍でテレワークが増え、また外出の機会の減少によって、室内に居る時間が多くなっています。
そのことで、太陽光を浴びる時間が減り、人工光を浴びる時間が増えてしまっている。
これは体にとって大きな損害です。

散歩やベランダに出るなどで、積極的に太陽光を浴びて体内を活性化させ、体と心を健康に導きましょう。