年明けに自律神経の変化をつける

更新日:2021.01.15

執 筆:整体師 飯島淳

2021年、最初のブログとなります。

今年も、まだまだコロナ禍での生活を余儀なくされることでしょう。
しかし、不安なことばかりに関心が向いていると、心身共に疲れてしまいます。
考える時は考え、リフレッシュする時はリフレッシュをして、日常から自律神経に変化をつけて過ごしましょう。

自律神経の変化

自律神経の交感神経と副交感神経は、素晴らしいバランスを保ち、ギアチェンジを繰り返しながら、体を安定・調整するために働いています。
普段から、体が取るべき反応に移れるよう導いてくれているのです。

ダッシュをしようと思ったら、瞬時に交感神経を優位にし、筋肉が素早く働ける状態を作ります。
逆に、夜、副交感神経が優位になることで、だんだんと眠くなりぐっすりと眠れます。

心身共に良好な時は、いつも同じ行動でも良いでしょう。
しかし、心に何か引っかかることや体に不調がある時には、違ったことをすることで、自律神経のギアを入れ替えてあげましょう。
不調だった時とは違う刺激を入れることによって、自律神経に変化をつけることができます。
それが、思考や行動を変えてみるという方法です。

年が明けたことによって、心の中での変化をつけやすくなります。
「今年は○○するぞ!」などと思うことがあるでしょう。
また、行動でも「毎日20分ウォーキングすること」などを実行に移す方もいます。

ギアを入れ直すことにより、去年とは違うやる気や楽しみが見えてくることや、自分の成長の為に、困難に立ち向かう決断をつけられる場合もあるでしょう。
やる気が湧いてくるようなことは、交感神経を活性化させます。
目標に向かう強い意志も交感神経の活性化に繋がります。
また、副交感神経の活性化には、休日を家族と穏やかに過ごすことや、友人とのメールのやり取りなど、親しい人と繋がりを持つことがいいでしょう。

自律神経は、いつも同じ領域で働いていると、症状も好転しづらいです。
年が明けたことで背中を押されるように、交感神経と副交感神経の働ける領域を広げるべく、新たな変化をさせてあげましょう。
自律神経の領域が広がることによって、受け止められるストレスの量も大きくできます。
今よりストレスに強くなれるということです。

内臓の疲労を取る

年末年始は、暴飲暴食することが多くなりやすいですね。
連日、夜遅くまで食べてなんてこともあるでしょう。
そのことで、内臓が常に働いている状態を作ってしまいます。
内臓は、自律神経によって動きますので、自律神経の疲労に繋がってしまいます。
特に、脂っこい物やお酒の量が増えれば、内臓は疲れてしまいます。

1月7日には、その年の豊作や無病息災・長寿健康を願って「七草粥」を食べる風習があります。邪気を払うとも言われます。
お正月で疲れ切った内臓(自律神経)を休めるために、朝食に七草粥を食べてはいかがでしょうか。

年明けの自律神経の休息のために、内臓疲労を取りましょう。



自律神経