9月病を防ぐには!

更新日:2022.09.09

執 筆:整体師 齊藤佳穂

真夏のピークが去り、9月に入りましたね。
これから少しずつ気温も落ち着いて涼しくなっていくのでしょう。

9月病とは

9月といえば、みなさんは「9月病」という言葉をご存知でしょうか?
この言葉は、もともと夏休みの長い外国で休み明けの不調を指す言葉として使われていました。
最近は日本でも9月に調子を崩す方が多いので、9月の不調を指す言葉として使われるようになっているようです。

では、なぜ9月に調子を崩しやすいのでしょうか?

それには夏の疲労と気候の変動が関係しています。
暑い夏で体力を消耗している状態に、台風やゲリラ豪雨、急な気温の低下などの気候変動が起こると、その変化に体がついていけず体調が崩れてしまいます。

この変化に体を対応させているのが自律神経なので、自律神経の働きが乱れていたり低下していたりすると、より不調が現れやすくなります。
症状は、疲労感、だるさ、めまい、やる気が出ない、不安、イライラ、集中できないなど多岐にわたります。

9月病を防ぐには

では、9月病を防ぐにはどうすればよいのでしょうか。

それには、気候の変化に対応している自律神経の働きを高めることが必要です。
そのため、自律神経の2つの働きである休息(副交感神経)と活動(交感神経)の両方を行うことが重要になります。

副交感神経の働きを高めるには

まず、副交感神経を高めるために、しっかりと休息をとりましょう。
これは夏の疲労を回復することにも繋がります。体の力を抜いて、大きく呼吸をして、体も心もリラックスする時間を作ってあげましょう。

なにもしないでぼーっとすることも、ときには必要です。
ぼーっとすることが難しい方は、呼吸に意識を集中する、ヨガなどでリラックスしながら体を動かす、ぬるめのお風呂にゆっくり浸かるなど、リラックスしながら出来ることを探してみましょう。

交感神経を働かせるには

次に、交感神経です。
交感神経を働かせるには、大きな声をだすことや体を動かすことが有効です。

おうちやカラオケで歌を歌ってみたり、テレビでスポーツを観戦しながら声をだしながら応援したり、好きなアーティストのライブ映像を見ながら一緒に歌ったり合いの手をいれるのもよいでしょう。

体を動かすのは、ラジオ体操でもいいですし、お散歩や筋トレ、ジョギングなど、ご自身に合った負荷のものを行うとよいでしょう。
なにが自分に合うかがわからない場合は、担当の先生にお尋ねください。


気候の変化は我々に大きな影響を及ぼします。
そんななかでも元気に過ごせるように、日々の過ごし方を見直してみてはいかがでしょうか。


自律神経