お正月時期の自律神経は…

更新日:2018.01.06

執 筆:整体師 飯島淳

新年あけましておめでとうございます。
今年も、「うつ・自律神経に詳しい整体院のブログ」を定期的に更新し、皆様にとって有益な情報をお届け出来るよう鍛錬して参ります。

皆様、年末年始いかがお過ごしでしょうか。
12月から忘年会に始まり、大掃除・仕事の忙しさや学校行事・旅行や遊び等々、忙しい方も多かったのではないでしょうか。

寒さも冬本番となり、冷えや体のこわばりが増えている方もいます。
風邪をこじらせての年越しなんて方もいたことでしょう。

そして、年が明けて暴飲暴食が続き、寝るタイミングが段々と遅くなり、生活リズムが乱れていた方も多いでしょう。

更にお正月時期は、おやつなど甘いものやお酒を普段よりも多く摂取することが増える方も多いでしょう。
こうなると、交感神経の働きが強くなり、体を修復させる副交感神経の働きが低下してしまいます。

この生活では、自律神経に大変負担がかかります。
なぜなら、内臓疲労や睡眠時間減少などなどいつもと違う負荷がかかっているからです。

当然、その人の自律神経の状態にもよりますが、このような負担が1日なら大きな悪い影響が出るまではいかない可能性があります。
しかし3日、4日と続いていくと、蓄積された負担が自律神経のバランスに影響してくるのです。


内臓は、自律神経によって働きます。
自律神経に負担がかかっていると、体を調整しようとしている自律神経は、これ以上エネルギーが枯渇しない為にもエネルギーの使いどころを制限します。
その制限された場所に胃腸が入っている場合は、胃腸の働きが落ちてしまう訳です。
そして、食欲不振や胃腸の痛み不快症状などが起きます。
胃腸のエネルギーが落ちていなくても、体の他の場所にエネルギー制限がかかっていることもあるでしょう。

  • 深い呼吸がしづらくなる
  • 思考力の低下
  • 集中力の低下
  • 筋肉に力が入りづらい
  • 免疫力低下 などなど

お正月時期は、自律神経の中でも内臓への負担をかける割合が増えることが予測されます。
予測されることには、ある程度対処方法を備えておくと良いでしょう。

  • 暴飲暴食が続いた場合、1食抜いて胃腸を休ませてあげる。
  • 次の日の食事量を抑えてみる。
  • 甘いものを数日抜いてみる。
  • カフェインや辛い物、刺激物を入れないようにする。
  • 温かい飲み物を飲むようにする。
  • 腹式呼吸をして、横隔膜をしっかり動かし、内臓の血流を良くしてあげる。

このように、お正月の後には、早目に自身でケアをして自律神経にかかった負担を減らしてあげましょう。
健療院グループに来院されている方は、早目に施術もして自律神経を整えましょう。


そして、お正月から1月初旬に、今年の目標などを立てる方もいるでしょう。
それと同時に、昨年の自分が「やったこと!」を挙げてみましょう。
「仕事で契約取った」「夕飯のレシピを増やした」「宿題を完成させた」なんでも構いません。小さな事をたくさん挙げてみましょう。
そのことを、「よくやったね」「頑張った」「うん、やれた」などと、やったことの事実に対してねぎらってあげましょう。
これも、副交感神経を上げるパワーの源にもなります。

お正月時期に、副交感神経を働かせるアプローチをして、自律神経のバランスを整えてみてはいかがでしょうか。


自律神経