適度を超えると自律神経に負担がかかる

更新日:2017.07.12

執 筆:整体師 飯島淳

体と同じように、自律神経にも適度が必要

自律神経は私たちの体を守る大切な機能ですが、自律神経は下記のような様々な要因がきっかけで乱れてしまいます。

  • ストレスを多く抱えている
  • 忙しくしていて疲労が蓄積している
  • 体が歪んでいる
  • 物の考え方が偏っている

その要因となる事が適度であるならば、問題は生じません。
しかし、その要因となる事が過剰だと、体に負荷がかかります。

例えば、運動は適度にすることは体にとても良いことです。
しかし、度を超えてハードに行ったり、または全く体を動かさないというように、どちらかに偏りがあると、体に問題が生じます。

体と同じように、自律神経にも適度ということが必要です。
たまに過剰に負荷がかかるぐらいならいいのですが、長い期間過剰な負荷がかかっていると問題です。

交感神経(緊張)・副交感神経(リラックス)共に、バランスよく働くということがとても大切です。
緊張しっぱなしでも疲れますし、リラックスしか出来ていない状態が長く続くのも良くありません。

適度に、という境界線が難しいところですね。

適度を超えると、笑うという行為も自律神経の乱れになる

笑うという行為でも、ほほ笑みや本能の笑いは、副交感神経(リラックス)ですが、防御のための笑いは、交感神経(緊張)の状態です。

笑いは、NK細胞が活性化されると言われています。
免疫力が上がるということです。
笑いはNK細胞が活性化されるが、長時間の笑いはNK細胞が低下する人も出て来るというデータもあります。

自分なりの適度を見つけて、自律神経の乱れを回避しよう

その人の、適度。
人と比べるのではなく、自分を感じて、自分なりの適度を見つけることも重要です。
エネルギーの量も個人差があります。

自律神経が乱れていく人の多くは、交感神経が過剰に働いていることで、自律神経のバランスを崩します。
良かれと思ってやっていることでも、自律神経に悪影響を及ぼしていることは多くあります。

日常で初めて起こることは、経験がないので、ストレスになります。
経験したことがある事や、理解がある事については、予測が付くので、大きなストレスは起きません。

自律神経の仕組みや、特徴をたくさんの方向から理解することによって、自分なりの自律神経のコントロールの仕方を見つけましょう。


自律神経