自律神経を整える方法

更新日:2016.06.13

執 筆:整体師 橋本静吾

ストレスはコントロールできる

自律神経失調症などの改善には、自律神経のバランスを整えることが大切です。

自律神経を乱す原因になるストレスですが、種類は個人で様々あります。一番大きいと感じているストレスを減らすのは、難しいことが多いと思います。

大きなストレスは後回しにし、まずは小さなストレスで簡単に改善できそうなものから取り組み、ストレスをコントロールしていくことがおすすめです。

大きなストレス

仕事量や人間関係の不調は、すぐには改善できないことも多いです。
責任の重い役職についていたり、経済的事情でたくさん働かなくてはいけないこともあるため、すんなりと転職したり、仕事量を減らすことは難しいからです。

また、人間関係でも、仕事での付き合いなどでは特に我慢しなければいけなかったり、我慢していることで関係が成り立っていることも多いため、なかなかストレスから逃れられません。

他にも、タバコなどの化学的ストレスや、生まれつきの骨格のゆがみなどの構造的ストレスも、すぐに改善するのは難しいことです。

以上のようなものが、大きなストレスとなります。

小さなストレス

カフェイン

コーヒーなどカフェインを含む飲料を飲む習慣がある場合は、なるべく避けるようにしましょう。
それが難しいのであれば、ノンカフェインのものに替えるか、飲む量を減らしましょう。

冷え

冷え性の場合は、何度も入浴することを心がけ、冷えで内臓の働きが悪くならないようお腹を暖めるようにしましょう。
冷たい飲み物は体を冷やすため、なるべく温かいものを飲んでください。

眼精疲労

眼精疲労がある場合、眼科や眼鏡店で視力検査をして、使っている眼鏡やコンタクトの度数が合っているか確認してください。
眼鏡を使っていない方も、裸眼のままで見えているかを確認してください。

パソコンや手元での作業が多い方は、視力がだんだんと悪くなってしまいます。

定期的に視力検査をしないと、度が合わない状態の眼鏡やコンタクトで生活していることも多く、知らない間にストレスになることもあります。

呼吸

呼吸を意識していない場合は、呼吸の意識を高めてみてください。

体調不良の方の多くは呼吸が浅く、無意識に肩や胸で呼吸して、緊張する呼吸をしてしまいます。そういった方は、腹式呼吸と呼ばれるお腹を膨らませるような呼吸法を就寝前の数分行ってください。

難しい場合は、ゆっくり大きく深呼吸し、息を吐く際には長くしっかり吐ききってください。呼吸が浅い方は、吸う意識の方が強いため、吐く意識を高めて深呼吸してください。

呼吸を整えることは自律神経の働きを整える上でも大切です。

不満・愚痴

また、不満や愚痴などを溜め込んでいる場合は、信頼できる家族や友人に話すことが大切です。悩み事は解決策が見つからなくても言葉にして話すことで不安感の軽減に繋がります。

このように、私生活の身近に潜む小さなストレスから減らしていき、溜まりすぎたストレス量をコントロールすることで自律神経失調症などの症状が改善することもあります。

体調が少しでも良くなってくると、不安感が減ったり睡眠の質が良くなったりもするため、小さなストレスへの対応は非常に大切です。


以上、自律神経を整える方法についてお話していきました。

自律神経