更新日:2026.01.08
執 筆:整体師 飯島淳
新年、あけましておめでとうございます。
本年も健療院グループから、皆さまが安心して毎日を過ごすための、体と心のお話をお届けしてまいります。
どうぞよろしくお願いいたします。
新しい年を迎えると、
「今年こそ体調を整えたい」
「不調に振り回されずに過ごしたい」
そんな思いを抱く方も多い時期です。
その一方で、不調が出るたびに
「またダメだ」
「早く治さなければ」
と自分を責めてしまう方も少なくありません。
そこで今回は、「不調を敵にしない一年」という視点から、体と心との向き合い方をお伝えしていきます。
体の不調は、突然起こる「悪者」ではありません。
日々の積み重ねが表面に現れた、体と心からのサインです。
特に、ストレスが多く、頑張りすぎ、まじめで、周りに気を配れる方ほど、無意識のうちに体に力が入りやすくなります。
その緊張状態が続くと交感神経が優位になり、筋肉はこわばり、呼吸は浅くなります。
音や光・味に過敏になることもあります。
これは体が「警戒モード」に入っている状態。
少しの刺激でも興奮のスイッチが入りやすくなっているのです。
この状態が長く続くと、副交感神経の働きは低下し、内臓の働きやホルモンの分泌、睡眠や消化といった回復に必要な機能が後回しになり、
「休んでいるのに疲れが取れない」
「理由は分からないけれどつらい」
という状態が起こりやすくなります。
ここで多くの方が、
「早く治さなきゃ」
「この不調をなくさなきゃ」
と、不調と戦おうとしてしまいます。
ですが体の仕組みから見ると、この過剰に戦おうとする気持ちそのものが、
「まだ安心できない」
「もっと警戒が必要だ」
という信号になり、自律神経の緊張をさらに強めてしまうことがあるのです。
強い症状が出ている方ほど、それまで無理を重ねてきた背景が見られます。
不調は、体が怠けているわけでも、心が弱いわけでもありません。
むしろ、これ以上壊れないように守ろうとしてくれている反応なのです。
不調を感じた時、まず大切なのは「無くそう」と戦うことではありません。
「今、体はどんな状態なのか」
「何を守ろうとしているのか」
そうした視点で、一度立ち止まって受け止めてみることです。
受け止めるのは、あきらめることではありません。
「今はこういう状態なんだな」
と事実を認め、体の反応に耳を傾けることです。
「今の体は、一生懸命守ろうとしてくれているんだ」
「ここまで無理を重ねてきた結果なんだな」と、
これ以上壊れないようにサインを送ってくれた体の不調を敵にしないで見てあげると、自分の体に少しやさしい気持ちが生まれ、体は少しずつ安心を感じ始めます。
安心を感じると、呼吸は自然と深まり、首や肩、背中の緊張がゆるみ、副交感神経が働きやすい状態へと切り替わっていきます。
今年はぜひ、不調を嫌って追い払う一年ではなく、体のサインに気づき、体と協力しながら整えていく一年にしてみてください。
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