休むことが苦手な人

更新日:2024.09.12

執 筆:整体師 飯島淳

体も心も上手く働かないそんな時、休むことが必要なのに、休むのが苦手な人がいます。

どうか、今の自分に休みをしっかり与えてあげてください。

休めない人の特徴

体と心の状態が悪化していく中で、他人からみたら休む必要があるのに、休むという選択を取れない人がいます。

体の状態が悪化してくると、脳の機能低下によって感覚が悪くなり、実際の自分の体の状態に気が付かないことがあります。

疲れているのに、疲れていないと思い込んでいる。

元気な時の自分と違うことに気が付けないケースがあります。

そして、思考や感情といった脳を動かし過ぎていて、体に意識を向けられなくなると、自分の体の情報を感じられません。

つまり、今体が重く呼吸も浅いし、疲れているから休もうという意識が出てこないのです。

心理的な癖が出てきて休めないケースもあります。

  • 完璧主義の人は、完璧を求めるため休むことに罪悪感が出てしまう。
    みんなやっているし、自分なんてまだまだ・・・
    もっとやらなければ・・・
  • 自己評価が低い人は、自分なんかが休んではダメだと勝手に自分で思い込んでいる場合があります。
  • 責任感が強すぎる人は、周りに迷惑をかけられない。
    仕事が遅れることが心配。
    自分がやらなければという思いが強すぎる。
  • 人に頼ることが苦手な人は、自分が休むことで他の人が大変になることを悪く思ってしまう。一人で解決しようといつもしてしまう。

このように、心理的な癖によって休むことに罪悪感を持ってしまう。そうなると、休もうと思うことが出来ない状態に陥ってしまいます。
自ずと心身ともに疲労困憊してしまうのです。

休むことをトレーニングしていく

休むことが苦手な人は、心身共になかなか休めません。
でも、休むことでしか回復しない場合があります。

ですので、心から休めるようになっていく必要があるのです。
今からでも、少しずつ上手く休めるようになりましょう。

  • スケジュールを決める時に、休む時間を先に入れておく。
    スケジュールに休みが入ったので、あとはそれを実行する。
  • 始めは2分でいいので、何もせず休むことに慣れさせる。
  • マインドフルネスや深呼吸をして、リラックス時間を作る。
  • 誰かに頼ることを実践していく。簡単なことから。
  • 今の状況・状態を紙に書き出して、それをどう見えるか客観的にとらえてみる。
    そこで、いつもと違う「休む側」に意識が向く可能性を広げる。
  • 休むことのメリットを書き出してみる。
  • ストレッチする時間を作る。
  • 良くやっている自分のことを書き出してみる。

体と心が休むことに慣れるため、できることから少しずつ始めてみましょう。

休めた自分をしっかり褒めてあげましょう。
回復に向かう行動をしてあげているのですから。

大切な自分のために、自分で休むことを選択していきましょう。