選択する時に大事なこと

更新日:2018.09.07

執 筆:整体師 飯島淳

Aという選択肢・Bという選択肢、どちらにしたら良いのかと考えることは多々あると思います。

どちらを選んだ方が自分にはプラスなのか…
本当に選んだ選択肢の方で正しかったのか…
重要なのは、今物事を正確に選択できる状態に自分がいるかという事です。


例えば、会社を辞めようか悩んでいるとします。
どうしてもその会社が嫌な訳ではなく、メリットもデメリットも感じているとしましょう。
この選択肢のどちらにしようかと考えている時に、自分の状態がどうか。
簡単に言うと、心身共に良好で物事を正確に選択できる状態であるかどうかということが大切です。

疲れていたり、寝不足であったり、精神的に不安感が強かったりする場合、自分の本当の思いを選択できるかどうかは分かりません。

後で、選択ミスだったと後悔が起きる可能性が上がります。
辞めてみたけど、あの時何でそう考えてしまったのか…
のちに後悔してしまったということもあるでしょう。
そうならない為にも、心身共に良い状態であることが大切です。


しっかりした床の上で、仰向けに寝てゆっくりした呼吸でどうしようかと選択肢のことを考えている場合は、状態が良いので正しい判断がしやすくなり、選択に迷いもなくなりやすいでしょう。

後からも、これで良かったと思えるでしょう。
心で言うなら、安定・安心したより良い精神状態にいるということで、思考に正常に働きやすい状態です。

反対に、プールの中でバランスボールの上に立っていたとしましょう。
バランスを取りながら立っているだけでも、かなり難しい状態です。
立っているだけでも奇跡的なぐらい…

この状態で選択肢のことを考えている場合、不安定なところで考えようとしているので、正しい判断がしづらくなります。
迷いに迷って選んだ事が、後から違ったかも…と思う確率が上がるでしょう。

心で言うなら、不安・恐怖・イライラなどしていて、とてもストレスが多い精神状態である場合がこの時と考えられます。
この場合は、冷静な判断がしづらいでしょう。
自分の本当の気持ちで選択肢から選べない状態にある可能性があります。


それでは、この不安定な状態の時はどうしたら良いでしょうか。

  • 一度立ち止まる
    この選択肢について考えるのは一旦中止する。
    時期を置き再度、選択肢について考え事が出て来た時に考えてみようとする。
  • 体を整える
    心身共に良い状態になってから選択肢について考える。
    今は体を休ませて、副交感神経がしっかり働ける状態に持って行く。
  • 他者の意見を踏まえる
    客観的にどうか、信頼のおける人物に相談してみる。
    数人でもいいので、他者からみてどう思うかを聞いてみてから、それを踏まえて自分の中で考えてから判断してみる。

状態が悪い時に、自分なりの正しい判断をする方法は色々あると思います。
状態が良くない時には、重要な選択肢の判断には気をつけましょう。

一度立ち止まってから、体を整えてから、他者の意見も踏まえてから。

自分だけで悩まずに、休んだり誰かに聞いてみたり、体を緩めてもらったりしながら自分の正しい選択肢を見つけましょう。