新生活を乗り切ろう!

更新日:2022.04.14

執 筆:整体師 齊藤佳穂

少しずつ暖かくなり、寒さを堪えていた草花も芽吹く季節となりました。
年度も新しくなり、新生活に胸を弾ませている方もいるかもしれません。

健療院に通われている方は聞いたことがあるかもしれませんが、変化はストレスです。そのため、嬉しいことや楽しいことも体にとって負担になることがあります。
これからくる皆様のスタートがよいものになるよう、今回はその対策についてお話しさせていただきます。

自分の体の声を聴く

新しいことが始まると、緊張や興奮する機会が多くなります。すると、体の感覚を感じづらくなるため「疲れた」「眠たい」などを感じ取れず、適切な対処ができなくなってしまいます。

そのため、自分の声に耳を傾け、体からのSOS信号をキャッチしてあげることが重要です。
今自分はどんな気分なのか、なにをしたいのか、呼吸の深さはどうかなど、1つ1つ確認することで、自分の状態を感じやすくなります。一度立ち止まって、今の自分を感じる時間を作ってあげましょう。

スケジュールを詰めすぎない

生活の様子が変わると、見通しが持ちづらく予定が詰まりがちですよね。また、同じ時間でも負担が多くなるので、普段以上に休息の確保が必要になります。
隙間時間に休むのもよいですが、それだと思うように時間がとれない、気持ちが切り替わらず充分な休息になりづらい、ということがあります。

そのため、あらかじめ休む日を設定するとよいでしょう。疲れていたらボーッとしてなにもしない、気力があれば好きなことをするのもよいかもしれません。
自分のためだけの時間を確保してあげましょう。

「出来た」をみつけて褒めてあげる

新しくチャレンジすることだと、慣れていることよりも失敗することが多くなります。それは当たり前のことです。事実を認識することは重要ですが、失敗ばかりに目を向けてしまうとそれがストレスになってしまいます。
そのため、マイナスなことだけではなく、プラスのことに目を向けてみましょう。

朝予定の時間に起きられた、電車を間違えずに乗れた、挨拶ができたなど、些細なことでいいので出来たことを数えてみてください。すると、それが心の栄養になり、活動の原動力に繋がります。帰りの電車の時間、夜寝る前布団に入ったときなど、時間を決めて習慣化するとよいでしょう。


今回は、環境変化のストレス対策についてお話ししてきました。
乗り越えられるストレスは成長のために必要です。
変化のストレスが乗り越えられるものになるよう、頑張る自分を労わる時間を作ってあげましょう。