やる力、やらない力

更新日:2015.09.17

執 筆:整体師 荒木晶子

快感におぼれてしまうメカニズムは、生命存続と関係していた!?

  • カフェイン、砂糖、人工甘味料、小麦食品、ジュース、牛乳
  • アルコール、タバコ、薬物、ギャンブル
  • 夜更かし、インターネット、ゲーム、買い物etc.

悪いと分かっていながら、止められない習慣ってありますよね?
ストレス解消のつもりが、積み重なってどんどん体が悪くなってしまいます。

逆に、良いと分かっていながら、なかなか身に付かない習慣もあります。
私は、どちらも思い当たります...(ToT)

やる力、やらない力

 健康な人は、

  • こうなりたいという「目標イメージ」
  • これをすると体が良くなるから「やる力」
  • これをすると体が悪くなるから「やらない力」

これらを脳の前頭葉で意志によってコントロールしています。

しかし、健康でない人は、たとえ「やる力」で体に良いことを継続できていたとしても、「やらない力」が弱いばかりに、良いこと以上に悪いことをしている可能性があるそうです。

なぜ、これらのコントロールは難しいのでしょう。
それは、人間の脳は生命存続のために

  • 食欲
  • 睡眠欲
  • 性欲

を優先し、これらで快感を得て習慣化させるようにプログラムされているからです。

なので、どれだけ強い意志を持っていても、快感を得られる方に引っぱられ、快感を得られないことは続かない、となってしまいます。

「やる力」や「やらない力」がないからと言って、自分を責める必要は無いのですね。

習慣回路の作り方

では、この脳の性質を利用して「やる力」と「やらない力」をコントロールできるとしたらどうでしょう。

こうなりたいという「目標イメージ」を持ち「行動」し、達成すると「快感」を感じ、「快感」を求めて次の「目標」に向かい「行動」する。
つまり、

  • 目標
  • 行動
  • 快感
  • 目標
  • 行動
  • 快感

…というサイクルを繰り返して「習慣回路」を作るのです。
この回路は最低一ヶ月で完成するそうなので、まずは一ヶ月だけと思い試してみてください。

儀式から始めてみよう

具体的な方法としては、「儀式」が効果的です。

習慣を止める時は「お別れの儀式」をして未練を断ち(例:手元の全てのタバコを水に浸して捨てる)、何かを習慣化させたい時は「行動を始める儀式」(例:勉強する時には決まった音楽を流す)をします。

他にも、

  • 記録をつける
  • ご褒美でやる気を出す
  • 周囲に宣言する
  • 分析して真実を見る
  • 達成できたイメージを鮮明に持つ
  • 手が届きそうな目標にする

などなど。

そして何より、行動の元となる「感情を解放する」ことが大切です。

私の場合、●ックなどのファストフードや加工肉食品等は、真実に気付いて生理的に嫌いになった瞬間からすんなり辞められました!
あとは3時のおやつ…う~ん。

自分の力で自分を変えて、自信に繋がるといいですね!