パニック障害とは?【初心者向けの解説】

更新日:2011.05.26

執 筆:整体師 飯島淳

発作の症状

満員電車の車内で、 突然激しい動悸と息苦しさに襲われて

  • まだ駅には着かないし、どうしよう?
  • このまま呼吸が出来ずに死ぬのではないか?

と思ったことはありませんか?
パニック障害の症状はこのようなものだけではありません。

パニック障害の可能性がある事例

呼吸困難と思える息苦しさや動悸・冷や汗などが起こり、どうにかこうにか次の駅で降りることが出来た。倒れ込むようにベンチに腰を掛けて30分ぐらいゆっくり休むとすっかり治まった。
その後、満員電車に乗るのが苦手になってしまった。

歯医者で座っていると、突然心臓がバクバクしてきて手足が痺れてきた。
しかし、すぐに治まった。「歯医者が苦手で緊張していたのかな~?」

また違う日に友人と映画館に行き、イスに座っていたら同じ症状が出た。それから段々と、周りに人がいる場所で座っていることが苦手になってきた。映画館に怖くて入れなくなった…

デパートで買い物をしているとき、突然お腹が痛くなり、めまいなどもしてきて、意識を失いそうになった。外に出て、少し休んだら治まってきた。「今日は、体調が良くないのかな~?」

しかし、また違う日に買い物に行ったら、お店の中で同じような症状が出てきた。それから人混みに行くのが苦手になってきた。

ほんの一例ですが、これらはパニック障害の可能性があります。
このような体験・症状などに思い当たるところがあれば注意が必要です。
大小はあるかと思いますが、気になるようでしたら一度病院を受診されると良いかと思います。

パニック障害とは?

以前は「不安神経症」「心臓神経症」などと呼ばれていましたが、1980年にパニック障害という名前が付くようになり、不安障害の一つと考えられています。

他にも不安障害に属するものは、強迫性障害や心的外傷後ストレス障害(PTSD)などがあります。
パニック障害は、突然理由もなく呼吸困難・動悸・吐き気・めまい・胸の痛みなど様々な身体症状が出てきます。
これらは自律神経失調症と同様の症状です。

さらに、死を考えるほどの強い不安・恐怖などでパニック発作が繰り返し起こります。
また、その発作がいつ来るか分からないという心配の持続や、発作による症状(自己コントロールを失う・気が狂うなど)への心配による予期不安、発作から関連する行動の変化などが発作後一ヶ月間続くことによって生活に支障が生じる場合のことを言います。

最初の発作の後に病院に行く際、身体症状のみを訴えるケースが多く、専門医を受診しないでいる為、初期治療が遅れることが多いです。
初めから精神的不安などを訴えて受診する人は10%程度だと言われています。
ちなみに、生涯発病率は2~3%という報告があります。

パニック発作の症状

パニック発作とは、実際に危険が迫っていなくても突然強い不安・恐怖で体や心が破滅しそうな感じがする症状です。

健康な人でも発作が出ることもありますが、きっかけのない発作はあまりありません。
パニック障害になると、きっかけとなる出来事がないときにも発作が出るようになります。

発作は、10分以内でピークに達して30分以内には治まるため、救急車で病院に運ばれてから診てもらうと、発作も治まっているので、「異常ありませんね~」「どこも悪い所ありませんね」などと言われてしまいます。
そして、その後そのままにしてしまうケースも少なくありません。

何でもそうでしょうが、早期発見に越したことはありません。
放っておくと、さらに進行してしまうこともあります。

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