突発性難聴と食生活

更新日:2013.09.07

執 筆:整体師 長井亜紀子

生活習慣と食事

突発性難聴に限らず、生活習慣や食事を見直すだけで、病気の予防と改善に繋がります。

乱れた生活のリズムを一遍に変えるのは難しいと思われるので、先ずは一つ、そしてもう一つ、と少しずつ変えていくと、自然に生活のリズムが体に浸透し、結果としていつの間にか変わっているのです。

睡眠不足や過剰なストレス

睡眠不足や過剰なストレス、過度の労働など体に負担となり過ぎる要素があるとするならば、それは改めた方がよいでしょう。

睡眠は、副交感神経が十分に働いていると質のよい眠りがとれ、その間に体が修復されるので、目覚めたときはスッキリとしています。

質のよい睡眠を取るために、入浴で体を温めて血行を良くしてから寝る。若しくは、入浴後にストレッチをして体をほぐしてから寝ると、より寝やすくなるでしょう。

ストレスは溜めないに越したことはないのですが、もしストレスが溜まるようなら、その時は発散させるようにしましょう。

有酸素運動などで体を動かすのもいいですし、カラオケで大声を出すのもいいでしょう。

また、人に話を聞いてもらうだけでも、気持ちが軽くなることもあります。

但し、ストレス発散といって、お酒の飲み過ぎや煙草を吸うのは、返って体に負担を与えてしまいます。何でも、ほどほどにしましょう。

過度の労働。働いていると忙しい時期や時間帯があると思います。

その後に体を十分に休める、若しくは休日はオフモードにするなどして、体を労わることも大切です。

また、自分自身で忙しくしている場合もあるので、一度、見直してみるのもいいかもしれませんね。

バランスのよい食事と栄養素

食事はある意味で薬でもあります。

偏った食事は栄養も偏るため、体調不良になることもあります。

逆にバランスのよい食事は体をいきいきとさせてくれます。

突発性難聴やめまい、耳鳴りの処方でビタミンB群が使われます。

ビタミンB12

例えばビタミンB12は、神経系を正常に働かせる作用があり、睡眠と覚醒リズムを整える作用もあるのでお勧めです。

食品としては、レバー・豚肉・ウルメイワシ・アサリ・シジミ・カキなどに多く含まれています。

ビタミンB1

ビタミンB1は、炭水化物や糖質がエネルギーになる時に必要な栄養素で、脳の中枢神経や末梢神経の機能を正常に保つ働きがあるため、不足すると脳や体が疲れやすくなります。

また、甘い物をよく食べる人は、ビタミンB1が不足しがちになります。

食品としては、レバー・豚肉・大豆・胡麻などに、多く含まれています。

ビタミンB2

ビタミンB2は、疲労や老化に効く栄養素で、脂質の代謝を促進します。

食品としてはレバー・サバ・チーズなどに多く含まれています。

ビタミンC

ビタミンCは、ストレスに抵抗する副腎皮質ホルモンを分泌するために必要な栄養素です。

食品としては、柑橘類・イチゴ・キウイ・ブロッコリー・ピーマン・パセリ・じゃがいもなどの果物や野菜に多く含まれています。

カルシウム

昔から、イライラしている時はカルシウム不足と言われていましたが、カルシウムには脳の興奮を鎮める作用があります。

食品としては、小魚・海藻類・乳製品などに、多く含まれています。

避けた方がいいもの

これまでは、症状を予防するためにも摂取した方がいい栄養素をお伝えしましたが、これらとは逆に、症状がある時は避けた方がいいものもあります。

カフェイン

先ずはカフェイン。

カフェインには神経を刺激し、興奮させる作用があります。

カフェインと言えば、コーヒーが代表的ですが、その他にも紅茶やほうじ茶、緑茶、番茶、煎茶、抹茶、ウーロン茶、ジャスミン茶、コーラ、チョコレート、栄養ドリンク剤、頭痛薬にもカフェインが含まれているものもあります。

香辛料

カフェインの他に、わさびや辛子、コショウやトウガラシ系などの香辛料も、神経を興奮させる作用があるので、控えた方がよいでしょう。

症状が酷い時に、これらを過剰に摂取すると、さらに自律神経を乱すことにもなります。

おわりに

突発性難聴の症状が起こる前に、過度なストレス・睡眠不足・過度な労働をされている方がいらっしゃいます。

症状以前にそういったことが続くと、自律神経も乱れる原因となり、結果として突発性難聴だけでなく、様々な症状が体に表れる可能性があります。

できるだけ規則正しい生活と食事、そしてストレスを溜めすぎないことが、症状の予防となり、また悪化させない方法でもあります。