顎関節症の原因:噛みしめ・歯ぎしり

更新日:2018.10.02

執 筆:整体師 橋本静吾

1.噛みしめ・歯ぎしり

歯医者さんで歯のすり減りを指摘されて歯ぎしりに気がつかされ、マウスピースを作られた方は多いと思います。

その他噛みしめに気づくポイントとしては骨隆起と呼ばれるコブのようなものが口の中に出来てしまいます。

歯茎や下の歯の裏側、上顎の中央付近に膨らみがあればそれは骨隆起です。

噛みしめや歯ぎしりによって顎の骨に負荷がかかり、骨が膨らんでしまったものです。

眠っている時や仕事中など、何かに集中している時に無意識に噛みしめたり、歯ぎしりしていることがあります。

眠っている時の歯ぎしりなどは家族から音を指摘されたことがある方も多くいらっしゃると思います。

ギューッと噛みしめている場合は音があまりしないので本人含め家族も気付いていないこともあります。

仕事中や緊張している時に噛みしめていることに気付く方もいますが、いずれにしても自分が噛もうとしているわけではないのに勝手に顎に力が入って噛んだり歯ぎしりしてしまっている状態です。

食事の時は自然と顎の力をコントロールしながら噛むという運動ができています。
しかし無意識での噛みしめは食事をする時の噛む力より倍近い力で噛んでしまうことが多くあります。

強く噛みすぎると顎を動かす筋肉に負担がかかるため痛みが生じます。
また噛みやすい片側での噛みしめが続くと左右の筋肉がアンバランスになるため顎がゆがんで動くようになってしまいます。

すると、顎が歪んできて口を開ける時に違和感や痛み、口が開かないという症状が生じます。

無意識に噛んでしまう原因