うつの対策。セロトニンの増やし方

更新日:2010.11.09

うつ・自律神経失調症と、セロトニンの大切な関係

セロトニンとは、神経伝達物質の一種です。セロトニンの働きが悪くなってしまうと、色々な機能が乱れてしまいます。自律神経にも、働きかける為、セロトニンの減少が起こってくると、うつや自律神経失調症になりやすくなるとも言われています。

この物質は、心にも働きかける為、不安感や恐怖感を減らすのにもセロトニンの働きは必要です。
また様々なストレスや体の痛みなどを軽減するのにも役に立ってくれます。
セロトニンの主原料は、「トリプトファン」というアミノ酸の一種です。トリプトファンは、お肉などに多く含まれています。

ダイエットだと言って、お肉を全く摂取しなくなるのはセロトニンの働きを悪くしてしまうことなので、ある程度は摂取しておくと良いでしょう。
お肉・お魚、色々な食材をまんべんなく摂取するのは体にとって大変重要なことです。

セロトニンを効率的に増やす方法

では、セロトニンとはどんな時に多く働いてくれるのでしょうか。 セロトニンは、夜には分泌されず、朝から分泌が始まります。朝日を浴びると、太陽の光を感じて、体に信号を送るのです。 そこで、セロトニンが働き始めるのです。この「朝」が、セロトニンを増やすのには、大切な時間なのです。

朝日が昇る時間にしっかりと起きて、太陽の光を浴びるという習慣を頭にいれて日々を過ごしたいものです。そして、このセロトニンを増やすのに、リズム運動が効果的なのです。「歩行」「呼吸」「咀嚼(そしゃく)」などです。

キーワードは「歩行・呼吸・咀嚼(そしゃく)」

ですから、朝に散歩をするのは非常に良いことなのです。ただ、睡眠不足ではやらないで下さい。あくまでも、元気な時にやりましょう。
通勤時にいつもより少し多めに歩くようにするなどの工夫も良いでしょう。

それから「咀嚼」は、朝食を摂る時に良く噛む。最近は、固い物を食べることも減っているのではないでしょうか。また、ガムを噛むというのでも効果的です。ガムなら、通勤時などにも噛んでいられますし、あまり食欲がないときにも噛んでいられますので覚えておくと良いでしょう。
「歩行」「呼吸」「咀嚼(そしゃく)」全てにおいて、リズムよく行うことが重要です。毎日ゆとりを持って、継続出来ることから始めてみましょう。