夏バテの原因

更新日:2014.08.08

執 筆:整体師 飯島淳

胃腸に負担をかけないよう注意することが大事

ジメジメとした梅雨の時期が続いて、それが終わったかと思えば、暑い暑い夏がやってきます。
みなさんも夏バテの経験があるかも知れませんが、夏バテとは、「だるくて疲れやすく、食欲が無くなる」などの症状が出てきたりします。

高温多湿な日本の夏では、体がそのことで何とか対応しようと頑張ってくれるのですが、対応しきれなくなり体の不調が出てくるのです。暑いからといって、冷たい飲み物をたくさん飲むと、胃腸に負担がかかり消化機能が低下します。

夏でも、常温や温かい飲み物も摂るように心がけましょう。因みに、日本のビールはキンキンに冷えた状態で出てくることが多いですが、ドイツのビールは13~14度(ぬるい)ぐらいで出てくるそうです。

人間の舌は、13~14ぐらいが一番味を感じるようです。ということは、ドイツビールは、ビール本来の味を一番感じるように出されている訳ですね!!

夏バテと冷房

話しは戻り、夏バテで昔と大きく変わってきたことは、「冷房」です。
今では、ほとんどの家庭・オフィスなどの室内には冷房が効いてます。
その影響で、室内と外の温度差が生じるので、体温調節などをしている自律神経に大きな負荷がかかります。

そうなると、体の色々なところで自律神経の乱れにより、不具合が起きやすくなります。ただ、「冷房」が全くダメとは思いません。
昔に比べ、近年の夏は夜まで暑い!

そのままの室温で寝ると、汗を掻いて寝ることになる。
そうなると、軽いジョギングをしながら寝ているような状態になってしまうのです。

それでは体の疲労は取れません。そうならないように寝る時は、タイマーで冷房をかけてから寝る。その時は、必ずかけ布団をしっかりかける。薄い長袖・長ズボンを着るなどの対策もしっかり取ってください。

夏バテ疲労の原因

夏だけに限ることではありませんが、疲労を溜めないということが重要です。
疲労の原因の一つに、「活性酸素」という物質があります。
人間の体には、酸素が必要不可欠です。

ですが、酸素の中でもこの活性酸素は、酸化力が強いのです。
体内にあると、細胞や組織とくっついてサビつかせてしまうのです。
このことで、体は疲労や老化させられてしまいます。

活性酸素が増えてしまう外因は、排気ガス・強い紫外線・農薬・食品防腐剤・電磁波・過剰な飲酒・喫煙などがあります。
内因では、ストレス・過剰な運動・偏った食事や不規則な生活などが上げられます。

夏バテ疲労の原因「活性酸素対策」

活性酸素による酸化から守るのに有効な食べ物は、イチゴ・ほうれん草・春菊・オレンジ・ブロッコリー・さつまいもなどがあります。
暑い夏を「夏バテ」しないように、乗り切るには、上記のことも頭に入れながら過ごしてみて下さい。

適度な運動で汗を掻いて、良い睡眠を取り、食生活に気を付けながら、健康で楽しい夏にしましょう!!