汗をかく意味

更新日:2014.08.11

執 筆:整体師 小見山竜一

発汗にも、色々と種類があります。

皆さんこんにちは。今回のテーマは、「発汗」についてのお話です。 発汗は、大きく分けて3つに分類されています。

  • 「味覚性発汗」

    熱い物や辛い物など刺激物を摂取すると、顔面部や頸部、上背部などに起こる生理的発汗を言います。これは、皆さんも経験あると思います。

  • 「精神性発汗」

    体温調節の為ではなく、ストレスや緊張・不安・痛みなどの精神や心理的な問題が原因で、交感神経緊張時に手掌や足底・脇の下・前額部などの「エクリン腺」から放出される部分的な発汗です。
    いわゆる「冷や汗」や「手に汗を握る」と表現され、誰にでも起こる現象です。

  • 「温熱性発汗」

    体温は「放射」「伝導」「蒸発」によって常に放散しています。気温の低い時は「放射」と「伝導」による調節が大きくなります。
    気温が30℃以上になると「蒸発」である発汗による体温調節が大きくなります。

    例えば、高温環境下や運動などで体を動かした時などに起こる汗は...
    体温調節による、生理的な発汗を「温熱性発汗」といいます。
    「温熱性発汗」は生命維持に欠かせない体温上昇を防ぐ発汗です。
    暑いときに汗が出ないと、体の体温調節ができなくなり、体温上昇が起こって熱中症のような状態になることもあります。

正しく発汗しましょう

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汗をかく事は、とても重要になります。
特に、日頃からあまり汗をかかない人の汗腺には角質や老廃物が溜まってしまいます。

いざ汗が流れだした時には、それらも一緒に排出され「ベタベタ汗」になるのです。そんな「ベタベタ汗」にならないように日頃から汗をかきやすい体を作りましょう。

ウォーキングで体を動かしたり、半身浴やゲルマニウム温浴でたっぷり汗をかくのもいいですね。
自分に合った最適な方法でリラックスしながらたっぷりと汗をかく事をお勧めします。